特集 医療法人制度をめぐる諸問題
医療法人病院の特徴と問題点
藤原 恒弘
1,2
1社団法人日本医療法人協会
2医療法人里仁会
pp.1026-1031
発行日 1995年11月1日
Published Date 1995/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901647
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はじめに
医療法人の開設する病院は地域医療において中核的な役割を果たしており,昨今民間病院の社会資産としての評価がようやく論議され始めている.しかし,矛盾に満ちた法人制度の見直しについては昨年末に医療法人制度検討委員会の答申が出されたが,根本的改正には至っていない.
医療における医療法人の果たしている役割は,数においては過半数を超えている.しかしその機能効率,医療の質,および国民の医療法人に対する理解と評価については,資料が皆無の状況である.そこで,医療法人病院の現況と特徴について調査し1),検討を加えたので報告する.
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