特集 キャピタル・コストの確保をめぐって
〔座談会〕キャピタル・コストをめぐる政策と民間病院
宮坂 雄平
1,2
,
古畑 正
3,4
,
小島 比登志
5
,
河北 博文
6,7
1日本医師会
2松南病院
3全日本病院協会
4古畑病院
5厚生省健康政策局指導課
6日本病院会
7特定医療法人河北総合病院
pp.418-424
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901225
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河北 本年は4月に診療報酬の改定が行われました.一部は10月1日に実施される改定の部分もございますけれども,この診療報酬の改定の主な部分は,医師の技術料を中心に,その費用弁済ということです.それに対して病院の施設設備関係,たとえば減価償却費あるいは金利負担がキャピタル・コストの一部と言われているわけですけれども,そういった費用が診療報酬改定でどう取り扱われているのか.さらには,キャピタル・コストは単年度で動くお金ではなくて,設備に関しては6年とか,施設ですと,法定耐用年数は47年ということで,非常に長い期間経費として存在するものです.そういったものを今後どう位置づけていくか,ということを中心にお話しいただきたいと思います.
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