特集 中小病院の明日を拓く
[座談会]中小民間病院の未来を語る
木村 佑介
1
,
富田 恭弘
2
,
竹内 實
3
Yuusuke KIMURA
1
,
Yasuhiro TOMITA
2
,
Minoru TAKEUCHI
3
1木村病院
2青葉台病院
3特定医療法人即人会北広島病院
pp.315-320
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900895
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中小民間病院の成り立ち
竹内 本日は,「中小民間病院の未来を語る」ということで,今大きな転換期に立たされている民間病院の現状を考えながら,その将来像を探ってみたいと思います.
まず中小病院とは何ぞや,ということが問題になりますが,これには何の定義もありません.例えば300床以下とすると,日本の病院の85%が入りますから,ほとんど全部が中小病院ということになります.そこで,とりあえず今日の座談会では,全国の病院の60%が入り,ほぼ半分の病床数を占めることになる150床以下の病院を中小病院と考えたいと思います.
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