建築と設備・95
東芝病院
古川 謙一
1
,
高橋 貞次
1
,
千葉 信之
1
,
原田 寧士
1
1大成建設株成会社設計本部
pp.365-371
発行日 1994年4月1日
Published Date 1994/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901210
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本院はエネルギーとエレクトロニクスの東芝グループの従業員とその家族の健康管理,増進の中枢であるとともに,最新かつ高度なME機器などのモデルルームとしての性格をあわせ持っている.また,ハイテク技術を結集した病院総合情報システムの導入もあって当然のことながら施設としても,インテリジェント化が義務づけられ,これに格調の高い落着きのなかにも明るさ,温かみのある患者さん本位の建築空間がテーマとなった.
計画は,諸部門が200mの長さで連なる3棟に分散配置された長く,複雑な機能動線を解消し,診療と供給部門を拡充強化するとともに,病棟をひとまとめにして病院機能を合理的に再配置すべく,特に老朽かつ狭隘の目立つ旧本館を取毀し,新1号館を新設,順次残る2棟を改修して病院管理部門や健診センターなどを納めて,これを補完させ,施設全体を抜本的にリニュウアルするものである.
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