病院めぐり
東芝病院外科
久米 進一郎
pp.1322
発行日 2000年10月20日
Published Date 2000/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904236
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品川区は東京の城南地区に位置し,日本考古学発祥の地として名高い大森貝塚や旧東海道品川の宿として栄えた歴史があります.江戸時代から始まった埋め立てが進み,現在は海岸線は遠くなり,京浜工業地帯の流通の要所となっています.この数年,再開発地域に高層ビル群が建設され,都心から多くの事務所が移転し,情報発進都市として21世紀に羽ばたこうとしています.当院はJR京浜東北線大井町駅から徒歩6分,線路の東側に建っており車窓からご覧いただけます.昭和20年1月,東芝の従業員福祉施設として南品川の地に当院の前身「東芝大井病院」が設立されました.外科は昭和22年に併設され,戦後の混乱期における従業員医療と地域医療に貢献してきました.昭和39年,東大井の現地に移設「東芝中央病院」と改称,その後311床まで増床されましたが,本館建設から約30年が経過し,最先端の医用機器の導入が困難となったため,平成5年,近代化計画による新1号館が完成し,名称も「東芝病院」と改め,東芝グループの医療センターとして新たなスタートが切られました.「患者さん優先の医療」を合言葉に21世紀のインテリジェントホスピタルを目ざし,院内機能の効率化を計るとともにアメニティ豊かな空間造りに重点が置かれています.
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