小特集 病院給食委託の経験
仕入れ技術と労務管理の委譲がメリット—東芝林間病院
五月女 秀雄
1
1東芝林間病院
pp.492-493
発行日 1982年6月1日
Published Date 1982/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207756
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当院は,28年7月,東京芝浦電気(株)の健康保険組合が開設した直営病院である.開設当時は,結核を主とした病院であったが,社会の疾病構造の変化に対応し,現在では診療科目8,許可病床数200のいうならば中型の一般病院として,地域社会と職域の二面に奉仕する病院に生まれ変わっている.
さて,給食部門であるが,特徴の一つとして,外部の専門業者に委託しているということである.開設当時,会社(東芝)は,各事業所の従業員食堂を運営面の理由から外部業者に委託する傾向にあったが,病院の場合は,一般的な産業給食と異なり,医療の面から法令的な規制を受け,厳しい一定条件を伴う.しかし,幸いなことに,それらに精通した業者(日本国民食株式会社)にめぐり会ったことと,会社の影響もあって,最初から委託という方向で進められたようである.
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