特集 新しい長期療養サービス
入院医療管理料制度の導入と展開
小山 秀夫
1
Hideo KOYAMA
1
1国立医療・病院管理研究所医療経済研究部
pp.554-557
発行日 1991年7月1日
Published Date 1991/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900955
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はじめに
平成2年4月の老人診療報酬点数の改定によって「特例許可老人病院入院医療管理料」が新設された.老人医療,特に老人病院については,これまで各方面から様々な議論がなされてきたが,医療管理料の導入は,老人医療の1つの転換を意味する重要な制度であるとともに,壮大な実験でもある.
この制度が導入された直後から,老人病院の間で,何らかの連絡会を開催する機運が高まり,老人の専門医療を考える会(天本宏会長)が中心となって入院医療管理料導入病院連絡会が組織され,ワークショップを継続的に開催することになった.これまで2回実施(第1回:平成2年12月15,16日,第2回:平成3年2月16,17日)され,その際,筆者はコーディネーターとして参加した.
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