特集 在院日数の短縮と退院計画
[座談会]何が在院日数の短縮を阻んでいるのか?
桑島 齊三
1
,
服部 悟
2
,
古畑 正
3
,
竹内 實
4
Saizo KUWASHIMA
1
,
Satoru HATTORI
2
,
Tadashi FURUHATA
3
,
Minoru TAKEUCHI
4
1旭中央病院併設老人保健施設シルバーケアセンター
2厚生省健康政策局総務課
3古畑病院
4特定医療法人即仁会
pp.577-584
発行日 1990年7月1日
Published Date 1990/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900683
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竹内 今日はお忙しいところお集まりいただき有り難うございます.この座談会では「何が在院日数の短縮を阻んでいるのか」というテーマで,先生方に議論をしていただきたいと思います.
わが国の在院日数の長さをめぐっては,いろいろな見解があり得ると思いますが,その長いことがわが国の医療に様々な影響を与えているのも事実かと思います.これからの高齢化社会を考えると,行政としては今のうちに何とかしなければ,という強い思いがあるのかもしれませんが,逆に病院の立場からすれば,在院日数を短縮させたいからといって,やたらに患者さんを退院させるわけには当然いきません.
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