病院管理トピックス
〔用度〕コンピュータと用度業務/〔医療社会事業〕銀杏のプレゼント
梅津 勝男
1
,
今井 典子
2
Katsuo UMEZU
1
,
Katsuo UMEZU
2
1日比谷病院庶務課
2聖マリアンナ医科大学医療相談室
pp.90-91
発行日 1990年1月1日
Published Date 1990/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900559
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病院にコンピュータが採用されたのは,医療事務のレセプト作成が中心であった.しかし,それも一般企業から見たら随分遅れた導入であったと思う.当院が昭和52年に導入した当時は,今を轟く天下の富士通が,全国の病・医院に導入した大小のコンピュータは,わずかに70台であったことを思い出す.一般企業が,昭和48年のオイルショックから必死に這い上がろうとして,経営努力をしていた頃である.あれから既に16年が経過した現在でも,未だコンピュータを導入していない大学病院があるというが,病院へのコンピュータ導入率は,平成元年5月現在,支払基金のまとめによる診療報酬請求のデータでは表の通りで,病院では73.5%の病院が利用している.厚生省の病院概況調査によると,昭和62年10月1日現在,各種管理業務を含めて71%となっている.医薬品の在庫管理関係では,わずか24%の利用率である.医事業務以外については,ようやくこれからといったところで,やっと取り組み始めたばかりと言っても過言ではない.
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