特集 いま病院トップに求められる能力とは
現代が求める病院管理者像
都立病院を運営する立場から
樋口 正明
1
1前東京都衛生局
pp.670-672
発行日 1993年8月1日
Published Date 1993/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900423
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都立病院の変遷と現況
都立病院は,明治以降,伝染病院,精神病院等の単科病院として発足し,当時の社会で大きな役割を果たしてきた.その後,昭和の前半に市立の普通病院として診療を開始し,第2次大戦後の混乱期,復興期の中で伝染病医療,結核医療および入院助産を中心とした産科医療等を通して地域医療に貢献してきたところである.
その後,医療需要の変化と医療技術の向上に伴い昭和50年にがんおよび感染症を中心とする新駒込病院が開設され,以後,総合病院の改築,神経系難病の専門医療を行う神経病院の新設がされてきた.
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