特集 看護の臨床研修と病院
【事例】病院における看護の臨床研修の実際
東京都立府中病院
鈴木 照実
1
Terumi Suzuki
1
1東京都立府中病院看護部
pp.312-316
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100800
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東京都立府中病院は,東京都の多摩地域における唯一の都立一般病院である.救命救急センター20床を有し,三次救急および ER における一次・二次救急医療を実施している.救急患者は年間5万人を超える.また,生活習慣病医療,リハビリテーション医療,精神科救急4床を含む精神科医療,結核医療などを重点医療とした高度専門的な医療および行政的医療にも対応した幅広い機能を持つ.予算定床数761床で,職員数は899名,そのうち看護職員数567名である.
2003年7月には都立病院における,病院総合情報システムのモデル病院として同システムを導入し,情報の共有化による患者参画型の病院を目指しているところである.当院の基本理念の一つである患者中心の医療や急性期医療・行政的医療に対応した看護サービスを提供するには,入院から退院までの一貫した看護師のかかわりが必要となる.そのため,看護方式はモジュール型継続受け持ち方式をとり,個々の職員の成長と支援する研修体系をとっている.
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