特集 検証 2022年度診療報酬改定
病院種別の改訂影響と評価
慢性期医療に及ぼした影響と評価
池端 幸彦
1,2
1日本慢性期医療協会
2中央社会保険医療協議会
キーワード:
慢性期医療
,
病院の機能分化
,
入院機能
,
感染対策向上加算
,
診療報酬改定に対する対策
Keyword:
慢性期医療
,
病院の機能分化
,
入院機能
,
感染対策向上加算
,
診療報酬改定に対する対策
pp.1084-1087
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211825
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オンライン診療と不妊治療の保険適用化が目玉の小幅な改定と思われていた2022年度診療報酬改定だが,蓋を開けてみれば「病院の機能分化が本丸」と言い切ってもいいくらい急性期から慢性期に至る全ての入院機能について,しっかりとした方向性を示した改定だったと言えよう.本稿では,私が中央社会保険医療協議会(中医協)委員として初めて関わった本改定を受けて,主に慢性期医療の立場から,改定から6カ月あまり経過して日本の病院病床はどう変わろうとしているのか,いやどう変わるべきなのかについて私見も交えて考えてみたい.
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