病院めぐり
済生会福岡総合病院外科
松浦 弘
pp.1307
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902425
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当院の前身である済生会福岡診療所は,大正8年に福岡県庁裏に開所し,同10年に福岡病院となり,さらに,各科の診療体制の整備が終わり,昭和40年福岡総合病院と改称されました.現在ではこれに,交通救急センター,救命救急センター,人工透析センター,熱傷センターが併設され,14の臨床科,総病床数390床を有し,福岡地区の第3次救急救命センターを標傍しています.24時間体制のもと,広く重症患者の収容治療を行い,一般診療と同時に救急治療にも対処しています.
当院は福岡の中心部,中央区天神にあり,場所柄,高層ビルが乱立する中,若干老朽化の色を隠せない存在となっています。このため,地の利を生かして現在地にて新病院の建築が進行中で,現在解体している東棟が来年には完成して,さらに3年後には西棟が竣工予定です.このように,現在は新しい病院になるちょうど過度期に当たり,病院の将来像をいろいろ模索している段階ですが,現在の時点での外科の体制について述べてみたいと思います.
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