特集 病院と患者の関係—informed consentを越えて
入退院支援室から考えるこれからの患者-病院関係—Patient Flow Management(PFM)導入の効果
西澤 延宏
1
1JA長野厚生連 佐久総合病院・佐久医療センター
pp.812-815
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211075
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●全国の急性期病院で平均在院日数が短縮する一方,少子高齢化の影響で生活支援を含めた入退院支援を必要とする患者が増加してきている.
●外来段階から入退院支援を行うPFM(Patient Flow Management)の考え方が注目されている.PFMは,効率化を進めながら,患者満足度が高い質の高い医療を提供できる上に,現場の医師・看護師の負担軽減が可能である.佐久医療センターでは,PFMの考え方を導入した入退院支援室を設置し,多大な効果を上げている.
●今後の急性期病院では,入院前から地域の他の医療機関や介護施設・行政などと連携しながら,多職種で入退院支援を行うPFMの導入が必要である.
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