特集 病院と患者の関係—informed consentを越えて
新しい患者-病院関係 shared decision making
中山 健夫
1
1京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野
pp.807-811
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211074
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●患者と医療者の対話型コミュニケーションとして,世界的にシェアード・ディシジョンメイキング(SDM)が注目されている.
●SDMは,困難な課題に患者と医療者が共に向き合うことを通して,意思決定と合意形成の両方が並行する.
●エビデンスに基づく医療(EBM)の要素として「患者の価値観」が含まれており,EBMの理解がSDMの理解につながる.
●インフォームドコンセントとSDMにはそれぞれの役割がある.
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