連載 事例と財務から読み解く 地域に根差した中小病院の経営・17
医療法人木南舎 冨田病院—地域に支えられ,地域に愛される病院
林 和希
1
1独立行政法人福祉医療機構 経営サポートセンター リサーチグループ
pp.684-689
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211042
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愛知県岡崎市本宿は,古くから交通の要所であり,東海道(現在の国道1号線)が通り,2016年開通した新東名高速道路の岡崎東インターチェンジから車で5分という立地条件にある一方,岡崎市街からは離れており,高齢化の進展や独居高齢者の増加などに加えて,周囲に医療介護・生活利便施設が乏しく,医療を担う人材が少ないなど厳しい医療環境に置かれている.
このような地域で,48床と小規模とはいえ病院を運営することは,たやすいことではない.今回は,地域の人々やさまざまな医療関係者に支えられながら,地域医療に貢献する冨田病院を紹介したい.
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