特集 これからの地域医療連携の形—地域医療連携推進法人とアライアンス
巻頭言
松田 晋哉
1
1産業医科大学公衆衛生学教室
pp.541
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210747
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医療機関の機能分化と連携は国が一貫して進めようとしている施策である.しかもその連携は,社会の高齢化を反映して介護や日常生活支援,住まいまで広がっている.同じく国が実現を目指している地域包括ケア体制を確立するためにも地域医療連携の推進が不可欠になっているのである.
本特集の佐藤美幸論文では政策担当者の立場から,地域医療連携推進法人制度導入の目的とその期待される役割を説明している.その設置は必須ではないとしながらも,地域医療へのメリット,特にサービス提供体制の総合性と効率性,そして安定性を向上させる効果に対する期待が述べられている.
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