特集 第7次医療計画─これまでと何が違うのか,病院への影響は?
巻頭言
松田 晋哉
1
1産業医科大学公衆衛生学教室
pp.497
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210505
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平成28(2016)年度に策定された地域医療構想を受けて,平成29(2017)年度は第7次医療計画の策定作業が開始された.今回の医療計画は,1期3年の介護保険事業計画に合わせて見直しができるように1期5年が6年となった.これにより,地域包括ケアシステムの構築に向けて医療と介護のサービス提供体制の整合性が各地域で図られる.
佐々木論文では今回の地域医療計画のポイントが説明されている.30万人と推計された「在宅等」でケアされる慢性期の患者を地域でどのような体制で診ていくのかという合意形成が必要であること,それには医療と介護,医療介護のサービス間,そして都道府県と市町村の協働が必要であることが強調されている.
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