特集 2035年に生き残る病院組織論
巻頭言
今村 英仁
1
1公益財団法人慈愛会
pp.185
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210434
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
病院組織の複雑さは増している.その要因として,一方では少子高齢化とそれに伴う社会保障制度改革などの外的要因,他方では多種多様な職種のスタッフで構成されるチーム医療が求められるようになってきたなどの内的要因が挙げられる.この両面から病院組織のあり方が大きく変化している.
激動期を生き抜くためには,対症療法的な組織づくりではなく,将来を見据えて病院組織の構築について根治的に再考すべきではないだろうか.そこで本号では,地域医療構想が目指す2025年を超えて,少産・多死型の縮小社会が到来する2035年を視野に入れた病院組織のあり方について特集を組んだ.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.