特集 データマネジメントで変わる病院
巻頭言
今村 英仁
1
1公益財団法人慈愛会
pp.17
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209994
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病院には,社会保障制度改革の下,地域医療構想を策定する際に自院が地域で果たす役割を,データを基に主張することが求められている.この遂行には,正確で信頼できる病院のデータとそのマネジメントが不可欠である.では,各病院がデータマネジメントに取り組むためには何が必要だろうか.
今号の対談では,副島秀久氏が「診療報酬に関わる医事データ」と「質管理指標などの医療データ」が病院経営の両輪として必要不可欠であると指摘した.この両輪という考え方は本特集に通底する.また,データマネジメントに通用する医療情報システムの整備が必須であるとし,「入力制御」が最重要課題であると指摘された.
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