特集 ポジティブ・マネジメント いきいき働く職場づくり
障害者の可能性を引き出す—障害者,他の職員双方のやりがいへ
長澤 京子
1
1前・国立研究開発法人国立がん研究センター東病院
pp.356-359
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210097
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●国立がん研究センター東病院で働く知的障害者の担当業務は,看護職員の業務の一部を代行する「医療関連業務」が中心である.
●看護職員が夜勤時などに担っていた医療関連業務を知的障害者スタッフが代行することで,看護職員は他の専門的な業務にシフトできている.
●看護職員から感謝され,患者の役に立つことが実感できる「看板業務」の一端を担うことで,障害者スタッフに病院職員としての自覚が芽生え,やりがいとプライドが育まれ,職業的自立が獲得できる.
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