特集 医療介護連携─地域包括ケアシステムを構築するために
地域包括ケアシステムを円滑にするためのICTの活用方法と情報連携のあり方
高橋 肇
1
1社会医療法人高橋病院
pp.289-294
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210079
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●シームレスな医療介護連携が求められて久しいが,その基盤となる情報共有は思った以上に進んでいない.情報連携を阻害する要因を把握し理解した上で,情報共有を円滑化するためには何を行えばいいかを考えなければならない.
●どこに住んでいてもその人にとって適切な医療・介護・生活支援サービスが受けられる「地域包括ケアシステム」を実現するためには,生活者の視点に立った上で医療・介護双方からの情報発信をわかりやすく可視化することが求められる.
●予防も含め,医療と介護がその垣根を越えるためには,EHR(Electronic Health Record)とPHR(Personal Health Record)が統合した“生涯カルテ”の開発が望まれる.
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