特集 地域包括ケアと在宅医療
地域包括ケアとICT活用
伊藤 勝陽
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1一般社団法人尾道市医師会 介護老人保健施設やすらぎの家 施設長
キーワード:
尾道市医師会方式医療介護連携
,
ケアカンファレンス
,
地域連絡協議会
,
Face sheet
,
認知症
,
生活習慣病
Keyword:
尾道市医師会方式医療介護連携
,
ケアカンファレンス
,
地域連絡協議会
,
Face sheet
,
認知症
,
生活習慣病
pp.49-53
発行日 2019年11月20日
Published Date 2019/11/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.11_0049-0053
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すでに1980年代の尾道市の高齢化は全国平均より10年以上も先行していたため,1991年に高齢者の救命救急の体制を整えるため急性期病院と医師会とが連携した救命蘇生委員会が立ち上げられた。これに伴い開業医同士の連携・互助システムも構築された。救命蘇生委員会は現在メディカルコントロール(MC)委員会として引き継がれている。こうして1人の先駆者による高齢化に必要な医療ケアシステム総合計画(在宅医療支援機能と包括的ケアシステム)構想が尾道市医師会方式として実現した1)。2010年JA尾道総合病院新築移転と電子カルテ導入に際し,医療情報の開示を片山壽医師会長から求められた。ネットワーク構築を目指しNPO法人「天かける」を立ち上げ,地域包括ケアネットワーク「天かけるネットワーク」として総務省のICT(information and communication technology)実証事業に申請したところ,2011年から2年間のICT実証事業に参画できた2)。「KEY WORDS」尾道市医師会方式医療介護連携,ケアカンファレンス,地域連絡協議会,Face sheet,認知症,生活習慣病
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