連載 医療の可視化と病院経営・6
地域医療構想調整会議における議論
松田 晋哉
1
1産業医科大学医学部公衆衛生学教室
pp.430-435
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209870
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■はじめに
当初の連載予定では第6回で医療費支出目標について説明する予定であったが,地域医療構想に関連する厚生労働省および内閣府での議論が長引いているため,今回はテーマを変えて地域医療構想調整会議における議論の内容について研究者の立場からの私見を述べてみたい.また,平成27(2015)年2月12日に「地域医療構想策定ガイドライン(案)」(以下,ガイドライン)が出された後,さまざまな憶測が流れ現場が混乱している状況もある.筆者のところにも種々の誤った理解に基づく質問や意見が数多く寄せられている.そのいくつかについて本稿でも紹介し,それに対する筆者の見解を述べてみたい.
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