グラフ
ユニークな"搬送"システムを横軸に高度先進医療と病診連携を推進—兵庫県立尼崎病院
pp.909-914
発行日 1988年11月1日
Published Date 1988/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209401
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兵庫県立尼崎病院は一昨年の10月に新病院開院以来,順風満帆の航海を続けているが,新病院建設に当たつて基本構想となつたのは,第1に患者中心の医療の実践,第2にそのためのチーム医療の確立,第3に高度先進医療の推進,第4は研修・教育病院としての機能の確保,という横軸としての4本の柱であつた.そして,それらを結ぶ横軸として,病診連携と医師生涯教育の推進を目的に地域医師会員用の部屋を設け,病床をオープン化,また独特の"搬送"システムの導入とコンピュータ化を図つている.更には県立病院としては珍して東洋医学を実践していることても有名である.
では,それらは実際にどのように機能しているのてあろうか.その現状を探るとともに,残された問題点を拾ってみたい.
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