人
患者に見える薬剤師活動を目指して日本病院薬剤師会会長 高橋則行氏
梅澤 修
1
1東京都病院薬剤師会・昭和大学病院薬剤部
pp.916
発行日 1988年11月1日
Published Date 1988/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209402
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高橋先生に最初にお目にかかったのは,私が昭和大学病院に赴任して間もない昭和45年頃だから,もう20年近い交友をいただいていることになる,先生はその当時,東京都病院薬剤師会(都病薬)会長・山田益城先生の名補佐役として,会の運営にキビキビと取り組まれていた.「(組織の)キャップをうまくサボートできる人こそ,キャップの有資格者である」とよくいうが,山田先生のもとでの御経験は,今日の高橋先生の血となり肉となっているに違いない.
本年4月,日本病院薬剤師会(日病薬)会長をお引き受けいただくまでの間,高橋先生は,都病薬会長,日本薬剤師会副会長,日病薬副会長などの要職を歴任され,ひたすら,時代の要請を見極めながら薬剤師職能の発展に身を砕いてこられた.都病薬が,無理を承知の上で,日病薬の会長に推せんさせていただいたのは,病院薬剤師の将来にとって,決して個人プレーに走らない先生のお人柄,広い視野にたって状況に対処する手腕が必要だったからに他ならない.
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