連載 病院めぐり
兵庫県立尼崎病院
棚田 省三
1
1兵庫県立尼崎病院
pp.411
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902899
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兵庫県立尼崎病院は,昭和11年10月に県立西宮懐仁病院尼崎分院として12床の病床をもって開設され,昭和61年10月に現在地に移転しました.現在は阪神地区の基幹病院として1日の平均外来患者数も1,700名を越えており,500床(産婦人科41床)の病床をつねに96%以上の利用率で稼働しております.
産婦人科は,病院発足時から開設され,現在,常勤医4名と1〜2名の非常勤医で診療にあたっております.日本産婦人科学会の研修指定病院であり,4名が日本産婦人科学会の認定医,5名が優生保護法の指定医です.常勤医は京都大学産婦人科教室の出身者であり,臨床研究,研修も京都大学と共同で行われることが多くあります.平成8年4月に導入した体外受精—胚移植法,抗癌剤動注療法もその1つです.また,DXA装置が入りましたので,骨粗鬆症の予防,治療法の確立に少しでも貢献できたらと思っております.腹腔鏡下の手術も平成8年9月に腹壁吊り上げ装置を購入し,より積極的に関わっていきたいとスタッフ一同はりきっております.
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