医療・病院管理用語ミニ辞典
—病院管理—ABC管理/—治療手技—食道静脈瘤硬化療法
一条 勝夫
1
Katsuo ICHIJO
1
1自治医科大学病院管理学
pp.542
発行日 1988年6月1日
Published Date 1988/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209316
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生産企業では数百の資材や部品を扱う.その買い方や時期,在庫量の調整,使用過程における無駄の防止などは,大きな意味をもっている.
1951年,アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社は,取扱部品について調整を行った結果,ABCの3段階に分けて管理することが有効であることを発見した.つまり,種類は多いが,入手が簡単で,単価が安いものをC,数は少ないが価格が高く,不足すると生産作業に齟齬をきたすような部品をA,AとCの中間をBとして分類する.また,数量と金額との関係をみると,A品目は全体の10%以下の数量であるにもかかわらず,金額では75%を占め,B品目は数量は10〜20%で,金額では15〜20%,C品目は数量こそ90%以上にもなるが,金額ではわずかに5〜10%にすぎないことが分かった.
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