精神病院わが病院づくり
開放システムこそが精神科医療の原点—岩倉病院の実践
卜部 圭司
1
Keishi URABE
1
1岩倉病院
pp.1056-1061
発行日 1986年12月1日
Published Date 1986/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208970
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
病院の概況
岩倉病院は定床535床(内科合併症・アルコール症・老人精神病のベッドを含む)の精神科病院である.看護基準は本年5月から1類看護となった.常勤医は8名で,いずれも精神科医であり,他に内科・精神科の若干名の非常勤医がいる.ケースワーカーは6名である.他院に比しケースワーカーが多いのは,社会復帰活動の促進(退院援助・グループ活動の発展)を期待してのことである.CP・OTは現在のところ未採用である.
病棟は6病棟であり,表1にその特色を示す.いずれも病棟主治医制をとり,看護課と共同して病棟運営に当たっている.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.