今日の視点
—阿部正和東京慈恵会医科大学学長を囲んで—医師育成に果たす大学病院の役割と機能
阿部 正和
1
,
山根 至二
2
,
大菅 俊明
3,4
,
小笠原 道夫
Masakazu ABE
1
,
Yoshiji YAMANE
2
,
Toshiaki OSUGA
3,4
,
Michio OGASAWARA
1東京慈恵会医科大学
2東京厚生年金病院
3筑波大学臨床医学系内科
4筑波大学付属病院
pp.989-995
発行日 1986年12月1日
Published Date 1986/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208952
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科学万能の時代にあって,医療の世界でも単に医学・医術の修得のみならず,病気ではなく病人を,そして人間をみる医師の育成が叫ばれて久しい.そのために,卒前教育に関しては文部省の「医学教育の改善に関する調査研究協力者会議」が,卒後教育こついては厚生省「臨床研修部会」が中心になり,それに医学教育学会等も加わって"あるべき姿"を模索検討中である.また,生涯教育についても医師会が中心となってシステムを整備中である.
そこで今回は,それらのプランにすべて関与しておられる阿部正和東京慈恵会医科大学学長をお迎えして,より良き医師育成に果たすべき大学病院の役割,また地域の病院等との関係についてお話しいただく.
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