ルポ&インタビュー 病院アレコレ見聞録
再三の転換を経て,地域に根づく結核保養所—千葉県・九十九里ホーム病院
大谷 猛
1
,
井上 峰夫
1
,
編集室
Takeshi OOTANI
1
,
Mineo INOUE
1
1九十九里ホーム病院
pp.790-794
発行日 1986年9月1日
Published Date 1986/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208915
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九十九里浜をはるかに望む松林の丘の上に建てられた九十九里ホーム病院は,昨年創立50周年を迎えた.英国婦人宣教師によって作られ,千葉県の結核医療のパイオニアともいうべきこの病院は結核の減少とともに一般病院に,更に老人医療福祉施設へと時代の波の中で生き続けてきた.
現在許可ベッド数189床(結核40),職員122人,外来1日患者数160人,診療科は内科,呼吸器科,整形外科.病院のほかにショートステイ,入浴サービスも行う特別養護老人ホーム(定員100)を併設し,また市から養護老人ホーム(定員50)の運営を委託されている.
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