特集 看護管理者教育の現状と課題
アメリカにおける看護管理者教育
今井 敬子
1
1ペンシルバニア大学看護学部
pp.393-394
発行日 1982年5月1日
Published Date 1982/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207731
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看護管理者,いわゆる看護サービスにおける看護管理者の教育は,主として大学院課程で行われているが,現在,病院で看護管理を行っているナースが必ずしも大学院教育を受けた者とは限らない.それは,on the job trai-ningで経験を積むことにより管理者となった年輩のナースも多数いるからである.正規の看護管理者教育を受けずに看護管理を行う立場に立たされたナース看護管理者の直面する問題は複雑である.大学院における看護管理者教育の必修課目,例えばペンシルバニア大学のそれをみてみると次のようである.1)看護における最近の論争と問題,2)グループダイナミック入門,3)研修方法とデザイン,4)管理セミナーと実習,その一,5)管理セミナーと実習,その二,6)財政マネジメント,7)管理,8)人事管理,9)人材マネジメント等,その他最低3課目の選択課目を他学部よりとる.米国では医師及び医師でない病院管理者の教育が経済学部で盛んに行われている.同じペンシルバニア大学でもWharton Schoolでは,病院管理者の修士課程の課目は次のようである.
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