特集 看護管理者教育の現状と課題
日本看護協会における看護管理者教育の現状と課題
松林 恵子
1
1日本看護協会卒後教育部
pp.389-392
発行日 1982年5月1日
Published Date 1982/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207730
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに■
日本看護協会は,創立以来会員教育を重点事業とし,指導者層の育成には特に力を入れてきた.毎年中央で行っている教育のなかでも看護管理者教育の占める比重は大きいが,その対象となる会員数からみると年間に受講できる人はわずか0.4%である.もっと回数を増してほしいという会員の要望は強いが,残念ながらまだそれに応えることができない現状である.
したがって,現場で看護チームの要としての重要な役割を担っている看護管理者の大部分が管理者としての教育を受ける機会もなく,不安を感じながら責任を負っているという状況だろう.そのことは次のような研修修了者の感想からも伺える.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.