中小規模病院の運営
中小病院における看護業務と准看の役割
井上 猛夫
1
1井上会篠栗病院
pp.259-262
発行日 1982年3月1日
Published Date 1982/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207704
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護婦は充足されているか
1)中央では看護婦は充足されているという
昭和54年11月の『社会保険旬報』は,看護婦の需給状況について,次のように述べている.厚生省による第1次5か年看護婦需給計画では,昭和49年から53年の5か年で看護婦必要数48万9千人に対して就業者48万8,400人となり700人の不足程度でほぼ計画は達成された.しかし,今後の医療の高度化など諸条件による看護婦の需給の増大を見込んで新たに第2次7か年計画を立てると,昭和60年には66万3,700人で看護婦がその54%の37万8千人,准看護婦は43%の28万5千人となり,現在との比率が逆転し900人余る.
推定では,昭和56年には看護婦必要数が59万9千人で就業者は56万9千人,不足数は21,900人となっているが,果たして看護婦不足がその程度のものだろうか.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.