民間病院の経営と管理
中小病院の医師の待遇と給与
加藤 賢二
1
1医療法人社団亮正会事務局
pp.350-353
発行日 1981年4月1日
Published Date 1981/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207451
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給与は労働条件に伴って決定されるものである.民間中小病院は病院の規模,診療のレベル等によって労働条件もまちまちであるため,医師の給与も千差万別であると思われ,発表例も極めて少ない.当社団においても,25年の歴史の間に,規模,労働条件の変遷に応じて,試行錯誤を重ね,現行方式に至っているので,労働条件も併記して,医師給与の考え方,支給方法等について経過と現状をご紹介し,読者諸賢のご批判を仰ぎたいと思う.
当社団の経営する総合高津中央病院は昭和31年に14床の外科医院として発足し,建物の改築拡張と診療科目の増加を重ねて今日に至り,現在,15診療科,300床をもつ特定医療法人の総合病院である.医師は常勤11名,準常勤16名,非常勤37名で,外来は1日平均約1,000名あり,救急病院としての実績も20年に及んでいる.
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