リハビリデーション・その現状 インタビュー
我が国リハビリテーション医学の開拓者服部一郎氏に聞く—1.リハビリテーションの誕生から長尾病院時代
三好 正堂
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1九州厚生年金病院リハビリテーション科
pp.803-807
発行日 1980年9月1日
Published Date 1980/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207255
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日本におけるリハビリテーション誕生のころ
三好 服部先生には,私がインターンの時代に運命的な偶然で出会って以来親しくしていただき,多くのことを教えていただきました.先生は,我が国のリハビリテーション医学の歴史の中で,その開拓者として忘れてはならない方です.
先生のご著書『リハビリテーション技術全書』(昭和49年)について,東大の上田敏先生が「日本のリハビリテーションには,かつて服部時代があった」とか「服部学派の人たちが全国各地にいる」という表現で感銘深い書評を書いておられます.日本にリハビリテーションという言葉のなかった昭和23年に,小倉の山奥にあった九州労災病院でリハビリテーションを始められたわけですが,どういう契機で始められたか,またご苦心などお聞かせ下さい.
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