リハビリテーション・その現状
総合病院でのリハビリテーション診療
三好 正堂
1
1九州厚生年金病院リハピリテーション科
pp.172-175
発行日 1980年2月1日
Published Date 1980/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207092
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老人や身体障害者の増加に伴い,リハビリテーション(以下リハビリと略す)の必要性が高まってきているが,一方,治療者サイドの準備は立ち遅れ,特に「ひと」の確保が困難で,リハビリ診療の体制づくりに困っている病院施設が少なくないと思われる.筆者は総合病院でリハビリ診療に従事するようになって5年たったが,リハビリはプライマリー・ケアのひとつであり,すべての施設で行わなければならないこと,器具や設備はそれほどなくてもできることをますます痛感するようになった.そこで,リハビリに関する基本的理念と,脳卒中片麻痺のリハビリに関する小経験を述べ,若干の提案を行いたいと考える.
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