現場訪問
東国東広域国保総合病院透析室看護婦 小川君代さん
本誌編集室
pp.70-71
発行日 1980年1月1日
Published Date 1980/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207067
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東国東広域国保総合病院(籾井真実病院長,大分県)の前身である町立安岐病院は,昭和32年に開設され,19年間,地域住民の医療に貢献してきたが,老朽化と赤字により,その存続が危ぶまれる状態となった.そこで,国東半島にある安岐町,国東町,武蔵町,国見町,姫島村の4町1か村の協力により,昭和51年4月に1期工事16億の巨費が投じられ,我が国初の広域行政圏立病院として発足している.この新病院は184床,ICUや人工透析室も設置されている.
この透析室で働く小川さんは,大分県内の日田の中学を卒業後,健康保険南海病院の准看護学院に入学,昭和33年に町立安岐病院に就職した.その後,45年に,ご主人に"泣きながら頼んで"別府大学の高等着護学院(進学コース)に,病院に席をおいたまま通学.安岐病院が東国東広域病院へと生まれ変わるとともに,広域病院へ.
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