実務のポイント 管理技法
病院実務管理ケーススタディ・5
病院事務職員の問題
井上 昌彦
1
1北里大学
pp.68-69
発行日 1980年1月1日
Published Date 1980/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207066
- 有料閲覧
- 文献概要
今回のケース・スタディは,病院の事務職員についての,仕事に対する意欲づけ,すなわちモラールの向上の問題を取り上げて,みなさんに考えてもらいたいと思う.
病院に,事務部門という組織区分があることは誰でも知っているが,この事務部門のことについてしばしば問題とされることは,事務部門に勤務する職員,すなわち事務職員の仕事についての資質と意欲の低さについてである.もちろん多くの病院では,事務職員が極めて意欲的に,立派な仕事ぶりをみせているのであって,問題は決して全部の病院に共通したことではないが,病院によっては非常に活気のない,だらけきったような事務部門の職員の姿を見かけることがあるのは残念ながら事実である.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.