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多彩な活動を続ける社会派京都四条病院院長 中野進氏
pp.372
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206848
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中野進先生は戦後の医師のうち,目覚ましい活躍を続けている一人である.彼は昭和22年京大医学部を卒業,外科教室助手,26年大学院入学,35年学位を授与された.37年に四条外科病院を創立したが,その間京都府医師会理事,京都府保険医協会理事などを歴任,医政への関心は高く,昭和39年以来京都私立病院協会副会長を15年も続け同協会の指導的位置にある.昭和47年日本病院協会評議員,同代議員に就任,49年から京都医療問題研究所理事長として,医師の社会学的調査研究を行い,「医師の世界—その社会学的分析(勁草書房,1976)」「続・医師の世界(同,1976)」を出版した.
彼は昭和28年から京大ソビエト医学研究会を組織し,雑誌「ソビエト医学」(第37号まで発行)を発刊し,ソビエト医学の紹介に務め,「大脳皮質と内臓器官(K.M.ブイコフ著)」を共訳し出版した(英徳社,1965).
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