民間病院の新しい試み
博慈会の病院経営—とくに医薬品購入・管理を中心に
横山 清
1
1財団法人博慈会法人本部事務局
pp.1002-1004
発行日 1978年12月1日
Published Date 1978/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206728
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法人の沿革
当法人の沿革を語る前に設立趣意書の一部を紹介しよう.「この時にあたり老人病研究所並びに附属病院を新設し,生命の神秘を科学的に解明すると共に,広く老人病の研究と調査及びその予防対策を樹立し,且つ,科学的で低廉なる適正医療を普及し,国民の保健衛生に寄与するをもって目的となし,ここに財団法人博慈会を設立するものであります」(昭和40年1月21日).
そもそも当法人は,昭和38年1月,社会福祉法人博仁会(老人ホーム設置経営)の総合老人タウン計画の一環として病院設立が企画されたが,社会福祉法人では病院を設置できないとの厚生省の指導に基づき,昭和40年3月26日付厚生大臣認可をもって,財団法人博慈会として発足したものである.昭和41年6月には,老人病研究所とその附属病院(110床)が完成した.昭和43年10月には飛鳥山胃腸病院(現飛鳥山クリニック)の強力な支援が,そして,昭和44年には関連機関としての有限会社博慈会が設立され,後述のサングループの基が発芽した.
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