特集 医療チームとしての栄養部門
代表疾患にみる栄養指導の意義
肝疾患
大政 翆
1
1大阪厚生年金病院・栄養部
pp.903-904
発行日 1978年11月1日
Published Date 1978/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206694
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急性肝炎の食事療法については,高蛋白,高エネルギー食を投与し好成績を得たという外国での報告があるが,わが国ではまだほとんど検討されていない.そこで,急性ウイルス性肝炎の食事療法を1972年以降,内科・栄養部共同研究の課題とし,発病初期から高蛋白,高エネルギーの研究食を摂取し得るよう食品構成,食品選択,調理法,栄養指導の面から,肝炎の治癒促進,遷延慢性化の防止,効果について検討した.
我々が研究課題に取り組み,成果を挙げられたのは,肝炎の研究と臨床にすぐれた実績を持つ内科肝臓病研究グループと栄養部がチームワークを組めたことによるものである.
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