読者の声
看護婦の事務雑用を軽減する一法
秋月 哲洋
1
1住友別子病院
pp.214
発行日 1978年3月1日
Published Date 1978/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206474
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看護婦のもつ事務量は膨大なものである.当院では外来各科窓口には事務員(医事係員)を配置していたが,病棟には置いていなかった.したがって,昨年5月までは病棟詰所における事務雑用,電話応待などのいっさいを看護婦,とくに病棟婦長あるいは主任看護婦がさばいていた.しかも,婦長級は医師介助や重症患者の処置看護にも当たらねばならず,仕事量は大変なものであった.
そこで,当院では昨年4月に高校新卒の女子を採用し,1か月かけて病棟事務,病院用語,繁用される医学略号および常識マナーをみっちりと教育し,5月から病棟事務員として配属した.総婦長室に所属し,看護助手的な要素をもつ事務員として出発した.
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