MY THERAPY in seride・25
骨盤位外回転術の一法—検診台上骨盤高位、双合手による法
松浦 鉄也
1
1松浦病院
pp.707
発行日 1964年9月10日
Published Date 1964/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203124
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骨盤位妊娠に対する処置としては3つの方針,すなわち放置,外廻転術,自己廻転促進法(特に所謂膝胸位法)がある。そのそれぞれの関係については最後に触れることとして,先ず私が行なつている外廻移転の要領に関して述べてみたい。
外診台上で骨盤位と診断した場合,外廻転術を試みる方針を立てたら,一応台から降して,油圧式検診台上に仰臥せしめる。これは一般の検診台(桑原武等)では高過ぎて施術に不便であること,骨盤の高さ(台の角度)を簡単に調節するにはハンドル回転が便利である事等による。
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