医療と福祉・1 植物人間
医師として,院長として/MSWの立場から
丹野 三男
1
1仙台市立病院
pp.81-85
発行日 1976年1月1日
Published Date 1976/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205811
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意識回復のないまま,高度の医療機器や,医療従事者・家族の努力に支えられてかろうじて生き続ける「植物人間」.医学が進歩し,医師が治療に力を注げば患者は延命するが,それが患者家族の負担を大きくし生活破壊も招きかねないという悲劇.「植物人間」を31名もかかえてきた仙台市立病院での現場の苦悩の声は,医学の論理,医療の倫理の根本的反省を迫る……
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