特集 看護部長の課題
看護部長に期待するもの—院長,医師,事務長の立場から
大和 人士
1
,
高島 常二
2
,
山根 至二
3
,
岩崎 栄
4
,
財津 永敬
5
,
鷹取 保三郎
6
1岡山済生会総合病院
2県立愛知病院
3東京厚生年金病院内科
4国立長崎中央病院内科
5全国社会保険協会連合会
6倉敷中央病院
pp.400-406
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206855
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看護婦の卒後研修に全力投球を
看護部長(看護総婦長・以下総婦長と略す)に何を期待するか.日本の病院は医師である院長が管理者であり,全従業員の40〜45%を占める看護職の統率者が総婦長であることから,そのよしあしは院長のあり方に劣らず大切なものであり,病院の二大支柱といえよう.この2人の連携プレーのよしあしが病院の命運を決定するといっても過言ではあるまい.
いま,「うちの総婦長には全幅の信頼を置いている」といえるようなら嬉しいかぎりだとの心境である.これから申し上げることは,医師,看護婦などの関係者からみて,同感の人も,反撥する人もあるだろうし,論旨不十分の感を免れないという人もあるであろう.日本の病院の実態が千差万別であることを考えると,立派な,信頼できる総婦長に出会えることは院長冥利につきるものといえよう.
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