特集 高度医療設備の経済計算
設備投資に関する経済計算・6
検査部門 b
自動化学分析装置と自動血球計算機の経済計算
小林 正
1
1東海逓信病院
pp.60-62
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204599
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●はじめに
臨床検査の業務量の増加と多様化の解決策として,検査工程,事務処狸の能率を目ざし,その自動化は避けられないものとなってきた.
東海逓信病院は東海地方における電電公社職員約3万名とその家族7万名を対象とし,診療科数9,病床数150の職域病院で,昭和46年3月に開院したばかりで,まだ十分な病院業務は実施していないが,将来予想される検査数,検査項目の増加に対する省力化のために,また一方職域病院としての特殊性から,治療医学のみならず,予防医学的活動からも,多種目自動分析によるスクリーニングテストを活用し,積極的な診断(潜在疾患の発見)治療を目的とし,自動化学分析装置(SMA12/MICROSURVEY MODEL),自動血球計算機(コールターカウンターD)を購入し,日常業務に使用しているので,その経済性について開院まもない時期で十分なデータはないが,ここに発表し諸氏のご参考に供したいと思う.
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