霞ガ関だより
国立療養所における重症心身障害児(者)および進行性筋萎縮症児(者)の実態
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pp.114-115
発行日 1972年1月1日
Published Date 1972/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204562
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国立療養所は,従来,結核患者の医療に主力をおいてきたが,最近における医療需要の変化に対応すべく,結核医療の最終拠点を目ざしつつも,地域の実情を考慮しながら精神疾患,小児慢性疾患,運動器慢性疾患などの各種の慢性疾患の医療体系の中核となるべく努力している.この一環として重症心身障害児(者)については昭和41年度から,進行性筋萎縮症児(者)については昭和39年度からこれらの病床を設置し,その療育を行なってきた.
なお,両施設の設置状況および病床数は表のとおりであり,この分野においては国立療養所が大きな役割を果たしてきたといえよう.
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