Japanese
English
◆研究と報告
脊髄性進行性筋萎縮症者に対する住宅改造
Housing Adaptation for a Patient with Spinal Progressive Muscular Atropy
金城 正治
1
Masaji Kinjo
1
1秋田大学医療技術短期大学部
1Department of Occupational Therapy, College of Allied Medical Science, Akita University
キーワード:
脊髄性進行性筋萎縮症
,
住宅改造
,
入浴介助器具
Keyword:
脊髄性進行性筋萎縮症
,
住宅改造
,
入浴介助器具
pp.169-174
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:本ケースは,畳間においていざり様の生活をしていた.筋力低下により,臥位からの起き上がり,いざりでの畳から布団への移動,ポータブル便器への乗り移りが困難となってきた.これらに対して,寝室の畳間に電動リクライニングベッドとポータブル便器の埋め込む改造を行った.この改造によりベッドやポータブル便器への移動は,同一平面上のいざりで可能となり,動作の工程数も減り,楽に行えるようになった.また,入浴はホームヘルパーによる全介助であったが,特に寝室から浴室までの動線が長く,移動介助の負担度が大きかった.そこでキャスター付介助器具を製作し導入した.その結果,入浴の介助負担が軽減できた.
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