病院経営戦前戦後・9
病院組織の変化(2)
山元 昌之
pp.72
発行日 1970年9月1日
Published Date 1970/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204081
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わが国の病院は,前回に書いたような姿で,日本の風土に根を下して,80年の歩みを続けてきたのだが,それが戦後大きく様相を変えた.
まず病院の性格が医師の仕事場的なものから,患者を収容することに重点がおかれるようになり,ここに診療と看護の専門分化が唱えられることになった.すなわち日本的な医師(の仕事場)中心の病院から,欧米的な患者(収容)中心ともいえる患者の収容に重点をおいた病院へと性格が変わってきたとみてよかろう.
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